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医療事務の志望動機の書き方と例文|未経験・無資格・ブランク別

執筆:メディカルクルー編集部(運営:株式会社CentralMedience/有料職業紹介事業 許可番号 13-ユ-316075)

志望動機は、医療事務の経験や資格がなくても、これまでの仕事や暮らしの中から書けます。

ここでは、履歴書の志望動機に入れること、未経験・無資格・ブランク・経験者それぞれの例文、病院とクリニックでの書き分け、面接での伝え方までをまとめました。

履歴書の志望動機に入れる3つのこと

医療事務の志望動機には、次の3つを入れると伝わりやすくなります。

  1. なぜ医療事務の仕事をしたいのか
  2. なぜこの病院・クリニックで働きたいのか
  3. これまでの経験を、入職後にどう活かせるか

書く順番は、最初に志望する理由をひと言で伝え、次にきっかけや経験、最後に入職後にしたいことで締めると読みやすくなります。

長さは、履歴書の欄に収まる量にまとめましょう。

医療事務を選んだきっかけの書き方

きっかけは、特別な体験でなくてもかまいません。

自分や家族が通院したときに受付の対応で安心した、という身近な体験も立派なきっかけです。

「どんな体験をしたか」「そのとき何を感じたか」「それを仕事でどう活かしたいか」の3つをつなげると、自分の言葉で書けます。

書く前に整理しておきたい2つのこと

医療事務の仕事の中身をつかむ

厚生労働省の職業情報提供サイト「job tag」では、医療事務の仕事を、窓口での外来の受付や医療費の請求、入退院の手続、診療報酬を請求するための書類の作成などと説明しています。

診療報酬を請求するための書類は、レセプトと呼ばれます。

電子カルテやレセプト用のソフトなど、パソコンを使う場面も多い仕事です。

仕事の全体像は、「医療事務ってどんな仕事?未経験から始めるためのポイント」でも紹介しています。

自分の経験を書き出す

医療事務で活かせる経験は、事務の仕事だけではありません。

接客や電話の対応、パソコンでの入力、お金や数字の確認、子育てや介護で病院に付き添った経験も、志望動機の材料になります。

思いつくものを箇条書きにして、応募先の仕事に近いものから選びましょう。

【未経験・無資格】医療事務の志望動機の例文

job tagでは「入職にあたって特に学歴や資格は必要とされない」としています。

一方で、専門学校や通信教育で学んでから働き始める人も多いとされます。

実際に働く人に入職前に必要な実務経験を聞いた結果では、「特に必要ない」が52.9%でした。

応募条件は求人ごとに確かめましょう。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「医療事務」(2026年10月閲覧)

ここからの例文は、書き方の参考です。自分の体験や応募先に合わせて、言葉を置き換えて使ってください。

【無資格・未経験】接客・販売の経験を活かす場合

前職のアパレル販売では3年間、お客様の要望を聞き取り、一人ひとりに合った提案をしてきました。高齢のお客様に商品の使い方をゆっくり説明し、「わかりやすかった」と言っていただけることに喜びを感じてきました。この経験から、人の役に立つ実感をより身近に得られる医療事務を志しました。貴院は地域のかかりつけとして幅広い年代の患者さんが通われていると伺い、接客で身につけた聞き取る力と気配りを、受付での応対に活かしたいと考え志望しました。

販売の経験は、患者さんへの応対に結びつけると伝わりやすくなります。

「接客が好き」で終わらせず、どんな場面で何をしてきたかを1つ入れましょう。

【無資格・未経験】一般事務の経験を活かす場合

前職では一般事務として、請求書の作成やデータ入力を担当してきました。数字の確認を二重に行い、ミスなく仕上げることを大切にしてきました。医療の現場を事務の面から支えたいと考え、正確さが求められる医療事務を志望しました。貴院の求人で、入職後に先輩スタッフから仕事を教わる体制があると知り、早く業務を覚えて受付や会計を任せていただけるよう努めます。

正確さや入力の速さは、医療事務の会計やレセプトの仕事と相性のよい強みです。

応募先の求人に書かれている内容に触れると、その職場に向けた文章になります。

【子育て中・ブランク】パートや家から近い職場を選ぶ場合

子どもの通院で地域のクリニックに通ううちに、受付の方が患者さんの名前を覚えて声をかける姿を見て、医療事務の仕事に関心を持ちました。以前は5年間、事務職として電話応対や書類の管理を担当していました。子育てが落ち着いたため、自宅から通いやすい貴院で、午前中のパート勤務から長く働きたいと考えています。ブランクがある分、操作や手順を早く覚えられるよう努めます。

「家から近い」「パートで働きたい」は、長く続けられる理由として書くと前向きに伝わります。

ブランクがあることは隠さず、仕事を覚えるための姿勢を添えましょう。

医療事務を学んだ新卒・学生の場合

学生時代に飲食店のアルバイトでレジと電話の対応を3年間担当し、お客様に安心して利用していただける対応を心がけてきました。医療事務の授業で、受付や会計が患者さんにとって病院の第一印象になると学び、この仕事を志しました。貴院の、患者さんへの説明を大切にするという方針に共感しています。学んだ知識を実務で深め、患者さんに信頼される窓口を目指します。

新卒の場合は、アルバイトや授業など、学生時代の経験から書けます。

医療事務を学んでいない場合も、アルバイトでの接客や、病院を利用した体験をきっかけにできます。

応募先の方針に共感した点を1つ入れると、志望する理由がはっきりします。

応募先の候補は、メディカルクルーの「事務・受付の求人一覧」でも探せます。応募条件は求人ごとに確かめてください。

【経験者】医療事務の志望動機の例文

経験者の志望動機は、前の職場を辞める理由と、応募先でしたいことがつながっていると説得力が増します。

医療事務やレセプトの経験を活かす場合

内科クリニックで4年間、受付・会計とレセプトの作成を担当してきました。月末のレセプトの点検では、算定の漏れがないか確認する手順を自分で整え、院内で共有してきました。より幅広い診療科のレセプトに携わり、医療事務としての知識を深めたいと考え、複数の診療科がある貴院を志望しました。これまでの経験を活かし、早く戦力になれるよう努めます。

レセプトの経験は、担当した診療科と、工夫してきたことを書くと具体的になります。

応募先で新しく学びたいことを添えると、転職の理由とつながります。

受付の経験を活かす場合

整形外科のクリニックで2年間、受付と電話予約の対応を担当してきました。リハビリで毎週通われる患者さんが多く、待ち時間が短くなるよう予約の枠の調整を工夫してきました。今後は会計やレセプトの仕事にも携わりたいと考え、受付から会計まで一貫して担当できる貴院を志望しました。受付で身につけた応対を活かしながら、新しい業務も早く覚えたいと考えています。

受付の経験は、患者さんのために工夫したことを1つ入れると伝わりやすくなります。

担当してきた仕事と年数を書き、応募先で広げたい仕事につなげましょう。

病院・クリニック・診療科で変わる「なぜここで働きたいか」

「なぜこの病院・クリニックなのか」は、応募先のホームページを見ると書きやすくなります。

診療科、診療時間、理念や診療方針、どんな患者さんが多いかを確かめておきましょう。

応募先志望動機で触れやすいこと1文の例
大きな病院診療科の多さ、学べる幅多くの診療科がある貴院で、医療事務の知識を幅広く身につけたいと考えました。
地域のクリニック地域とのつながり、患者さんとの距離地域の患者さんに長く関わり、通いやすい窓口づくりで地域に貢献したいと考えました。
内科幅広い年代の患者さんお子さんから高齢の方まで、どの年代の患者さんにもわかりやすい案内を心がけたいです。
整形外科通院を続ける患者さん通院を続ける患者さんが気持ちよく通えるよう、受付での声かけを大切にしたいです。
内視鏡検査を行う医院検査を受ける方の不安検査を前に不安を感じる方に、落ち着いた応対で安心していただきたいと考えました。

例文の言葉をそのまま使うのではなく、ホームページで確かめた内容に合わせて書き換えましょう。

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本音の理由はどう書く?避けたい志望動機と言い換え方

働きやすさを理由に医療事務を選ぶのは、自然なことです。

ただ、そのまま書くと、応募先に伝わりにくい場合があります。

本音の理由そのままだと言い換えの例
家から近いどこでもよいように見える通いやすい職場で、地域の患者さんに長く関わりたい
土日休み・残業が少なそう条件だけで選んだように見える生活のリズムを整え、長く安定して働き続けたい
資格がなくてもできそう仕事を軽く見ているように見える働きながら知識を身につけ、いずれは資格にも挑戦したい
安定していそう受け身に見える患者さんが安心して通える医療機関を、事務の仕事で長く支えたい
人と話すのが好き何に活かすのかが見えない接客で身につけた聞き取る力を、受付での応対に活かしたい

「一から学ばせてください」だけで終わると、入職後の姿が伝わりにくくなります。

応募先の名前を入れ替えても通じる文章になっていないかも、見直してみましょう。

面接で志望動機を伝えるとき

面接では、履歴書に書いた志望動機と同じ内容を、自分の言葉で話します。

最初に志望する理由を伝え、きっかけや経験を続けると、聞く側に伝わりやすくなります。

医療事務の面接では、たとえば次のような質問があります。

  • 志望動機
  • 前の職場を辞めた理由
  • 医療事務の仕事にどんなイメージを持っているか
  • 働ける曜日や時間帯

前の職場を辞めた理由は、志望動機とつながるように前向きに伝えましょう。

医療事務・受付への転職を考えている方へ

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よくある質問

資格がなくても医療事務に応募できますか?

資格がなくても応募できる求人はあります。

関連する民間の資格には、「診療報酬請求事務能力認定試験」や「医療事務技能審査試験」などがあります。

応募条件は求人ごとに異なるため、募集要項で確かめましょう。

医療事務に向いている人は?

job tagでは、集中力を切らさず着実に仕事をこなせる粘り強さと、見落としや間違いに気付く注意力が求められるとしています。

受付では患者さんと接するため、相手の話を落ち着いて聞けることも活かせる場面が多いでしょう。

パートでも志望動機は必要ですか?

パートの応募でも、履歴書や面接で志望動機を聞かれることがあります。

働ける曜日や時間と、その職場を選んだ理由を短くまとめておきましょう。

志望動機が思いつかないときは、どうすればいいですか?

まず、応募先のホームページで、診療科や方針など気になったところを1つ選びます。

次に、自分の経験の中から、その職場で活かせそうなものを1つ選びます。

この2つをつなげると、志望動機の骨組みができます。

一般事務と医療事務で、志望動機は変えるべきですか?

変えたほうが伝わりやすくなります。

医療事務では、患者さんと接することや、医療機関で働きたい理由まで書くと、一般事務との違いがはっきりします。

まとめ

  • 志望動機には、医療事務を選んだ理由、その職場を選んだ理由、経験の活かし方の3つを入れましょう
  • 未経験や無資格でも、接客・事務・子育てなどの経験から志望動機は書けます
  • 本音の理由は、長く働きたい気持ちや入職後にしたいことに言い換えると伝わりやすくなります
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