病院の廊下に並ぶ医師と看護師

看護師の種類一覧|4つの資格と認定資格、働く場所の違い

執筆:メディカルクルー編集部(運営:株式会社CentralMedience/有料職業紹介事業 許可番号 13-ユ-316075)

「看護師の種類」と一口にいっても、どの切り口で数えるかによって答えが変わります。

  • 免許の種類:保健師・助産師・看護師・准看護師の4つ
  • 経験を積んで目指せる資格・研修:日本看護協会が認定する専門看護師・認定看護師・認定看護管理者の3つと、厚生労働省の特定行為研修
  • 働く場所の種類:病院、診療所(クリニック)、介護施設、訪問看護ステーションなど

この記事では、法令と厚生労働省の統計をもとにそれぞれを整理し、転職で職場を選ぶときのヒントも紹介します。

看護職の4つの免許

保健師助産師看護師法では、看護職として次の4つの資格を定めています。

資格免許を与える者主な仕事(法律の定義)働いている人(令和6年末)
保健師厚生労働大臣保健師の名称を用いて保健指導に従事する63,536人
助産師厚生労働大臣助産や、妊婦・じょく婦・新生児の保健指導を行う38,721人
看護師厚生労働大臣傷病者やじょく婦の療養上の世話、診療の補助を行う1,363,142人
准看護師都道府県知事医師、歯科医師または看護師の指示を受けて、傷病者やじょく婦の療養上の世話、診療の補助を行う233,022人

看護師は看護師国家試験、准看護師は准看護師試験に合格して免許を受けます。保健師と助産師は、それぞれの国家試験に加えて看護師国家試験にも合格する必要があります。

また、法律では、免許を持たない人が看護師などの業務を行うこと(保健師は、保健師に類似する名称を用いて保健指導を行うこと)や、紛らわしい名称を使うことを禁じています。一般に「業務独占」「名称独占」と呼ばれる決まりです。

出典:e-Gov法令検索「保健師助産師看護師法」第2条・第3条・第5条〜第8条・第29条〜第32条・第42条の3、厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」表1

経験を積んで目指せる資格と研修

看護師として経験を積んだあとに、特定の分野で専門性を深める道もあります。

日本看護協会が認定する3つの資格

公益社団法人日本看護協会は、次の3つの資格を認定しています(登録者数は2025年12月現在)。国家資格ではなく、5年ごとに認定の更新があります。

  • 専門看護師®:特定の専門看護分野で、卓越した看護実践能力があると認められた人。がん看護、精神看護、小児看護など14分野。登録者は3,644人
  • 認定看護師®:特定の看護分野で、熟練した看護技術と知識があると認められた人。現行の分野は感染管理、緩和ケア、手術看護など19分野(B課程)。登録者は以前の課程(A課程)を含めて25,809人
  • 認定看護管理者®:管理者として優れた資質を持ち、組織を発展させることができる能力があると認められた人。登録者は5,727人

出典:公益社団法人日本看護協会「資格認定制度」、都道府県別登録者数一覧・認定看護師認定者数推移(2025年12月)

特定行為研修

特定行為研修は、看護師が医師または歯科医師の作成した手順書によって特定の診療の補助(特定行為)を行うための、厚生労働省の研修制度です。資格ではなく研修で、21の区分、38の行為が定められています。

令和8年3月現在、研修を修了した看護師は14,266名です。

出典:厚生労働省「特定行為研修とは」「特定行為区分別の特定行為研修を修了した看護師数(令和8年3月現在)」

看護師が働く場所の種類

看護師(准看護師を含まない)の就業場所は、次のとおりです。

就業場所人数割合
病院895,944人65.7%
診療所194,665人14.3%
介護保険施設等107,984人7.9%
訪問看護ステーション91,022人6.7%
社会福祉施設28,093人2.1%
看護師等学校養成所又は研究機関16,790人1.2%
その他(助産所、保健所、市区町村、事業所など)28,644人2.1%

出典:厚生労働省「令和6年衛生行政報告例(就業医療関係者)の概況」表2(令和6年末現在)。割合は四捨五入のため合計が100%にならない場合があります。

厚生労働省の職業情報提供サイト(job tag)では、働く場所ごとの看護師の役割を次のように説明しています。

病院・診療所(クリニック)

医師や薬剤師、理学療法士などの専門職とともに、医療チームの一員として働きます。診察や検査、処置を補助する「診療の補助」と、患者さんの生活を支える「療養上の世話」が仕事の中心です。救命救急医療、リハビリテーション、精神医療、終末期医療など、領域は多岐にわたります。

病院の入院部門では、24時間のケアに応えるため、日勤と夜勤を組み合わせた交替制の勤務がとられています。

介護施設・社会福祉施設

医療施設と比べて医師の関与が少ないため、看護師が日常的な医療管理や、緊急時の判断を担うことが多い職場です。

訪問看護ステーション

利用者の自宅を訪問してケアを行うほか、家族への支援も行います。

学校・企業など

学校や企業の健康管理部門では、健康管理や心身の保健相談に応じています。

出典:厚生労働省 職業情報提供サイト(job tag)「看護師」(2026年10月閲覧)

自分に合う職場の種類を選ぶヒント

job tagでは、看護師の職場で、ライフステージに応じた働き方や働く場を選べる環境づくりが進められているとしています。

職場の種類を比べるときは、次のような点を確かめると、自分に合う働き方が見えてきます。

  • 夜勤があるか、日勤が中心か
  • 勤務時間や休みの取り方
  • 担当する業務(診療の補助、在宅でのケア、健康管理など)

職場の種類を変えるときの応募書類の書き方は「看護師の職務経歴書の書き方|見本と転職先別の例文」で、クリニックや訪問看護などの転職先別に紹介しています。

働く場所の種類から、看護師の求人を探してみませんか。

看護師の求人を見てみる

看護師の転職は、メディカルクルーに相談しながら

働く場所の種類が多いからこそ、どの職場が自分に合うのか迷うこともあると思います。

メディカルクルーでは、クリニック、病院、介護施設、訪問看護、健診などの看護師の求人を、東京都・神奈川県を中心に掲載しています(2026年10月時点)。看護師・准看護師の免許をお持ちの方は、ご登録いただくと次のような流れでサポートします。

  1. ご登録必要事項を入力して送信してください。
  2. ヒアリング勤務地や雇用形態などのご希望、これまでの経験をお聞かせください。
  3. 求人のご紹介ご要望に沿った求人をご紹介します。
  4. 採用面接ご希望の方は、面接会場まで同行します。
  5. ご入職お仕事を始めた後も、専任スタッフがフォローします。

※エリアにより、面接会場への同行ができない場合があります。

まずはご希望をお聞かせください。

無料で会員登録する

よくある質問

看護師には何種類ありますか?

免許で数えると、保健師・助産師・看護師・准看護師の4種類です。経験を積んで目指せるものとして、日本看護協会が認定する専門看護師・認定看護師・認定看護管理者の3つの資格と、厚生労働省の特定行為研修があります。

看護師の職種にはどんな種類がありますか?

働く場所でみると、病院、診療所(クリニック)、介護施設、訪問看護ステーション、学校や企業などがあります。それぞれの役割は「看護師が働く場所の種類」で紹介しています。

看護師の最高峰の資格は何ですか?

どの資格が上という公式な格付けはありません。日本看護協会の3つの資格は、専門看護師が特定の分野での卓越した看護実践、認定看護師が熟練した看護技術と知識、認定看護管理者が組織の運営と、それぞれ役割が違います。目指したい働き方に合わせて選ぶものです。

看護師に人気の科はどこですか?

診療科ごとの人気を示す公的な統計は見当たりません。看護師の仕事は、救命救急医療やリハビリテーション、精神医療、終末期医療など幅広い領域にわたります。関心のある分野や、夜勤の有無などの働き方から選ぶのがおすすめです。

准看護師と看護師の違いは何ですか?

看護師は厚生労働大臣、准看護師は都道府県知事から免許を受けます。准看護師は、医師、歯科医師または看護師の指示を受けて、傷病者やじょく婦の療養上の世話、診療の補助を行うと法律で定められています。

まとめ

  • 看護職の免許は、保健師・助産師・看護師・准看護師の4種類です
  • 経験を積んだあとは、専門看護師・認定看護師・認定看護管理者や特定行為研修で専門性を深められます
  • 看護師の約3人に2人は病院で働き、診療所、介護施設、訪問看護など働く場所はさまざまです

看護師の資格は、働く場所を変えながら長く活かしていける資格です。自分に合う職場の種類を探すときは、メディカルクルーにご相談ください。

この記事をシェアする